「SVリーグ」とはは今年から新しく新設された、プロリーグ化を目指すための国内トップリーグの集まりのことです。
馴染みがあるのは、やっぱり「Vリーグ」という名称ですが、この2024年10月からは「SVリーグ」と「Vリーグ」の2部で構成されることになりました。
(イメージ的には、サッカーのJリーグでいう「J1」と「J2」のようなチーム編成の形です。)
名称は変わっても、パリ五輪でも素晴らしいプレーを見せてくれた男子女子日本代表の選手たちが、それぞれのチームで再び活躍する姿を見せてくれますよ!
この記事では、初めてバレーボールを見る方にも分かりやすく、2024年10月から始まる「SVリーグ」と「Vリーグ」の違いについて解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
個人的には、髙橋藍選手もイタリアリーグ「モンツァ」から戻ってきたので、今年の日本バレーボール界はさらに盛り上がるぞ!!!
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SVリーグとVリーグの違いを詳しく解説!初心者必見のポイント
いよいよ2024年10月からバレーボール「SVリーグ」が開幕しますね( ´ ▽ ` )
同じく「Vリーグ」も開幕します。
2024年10月から開幕するこの2つのバレーボールリーグは、昨年と違う点がいくつかあるんですよ。
見ていきましょう!
SVリーグとは?
2024年10月の開幕から新設された、この「SVリーグ」ですが、国内のトップリーグを目指すチームとして再編されたチームの名称です。
【男子】10チーム、【女子】14チームから編成されています。
この「SVリーグ」は2027年のシーズンまでに、「プロリーグ化」を目指しているんですね。
ここでお分かりのように、バレーボールにはプロリーグが存在しません。(2024年8月現在)
バスケットボール(Bリーグ)や、サッカー(Jリーグ)は「プロリーグ」が存在するのに、「なぜバレーボールはないのか?」いつも不思議に思っていました。
そんな、新たにプロリーグを目指すために新設された「SVリーグ」の「S」にはこういった意味が込められています。
「SVリーグ」発足初年度(2024年10月)からのプロリーグ化は非常に難しく、これから少しずつ時間をかけて2027年度までにプロリーグ化を目指すことになるようです。
Vリーグとは
2024年10月から開幕する「Vリーグ」は、SVリーグの下部組織にあたるチームとなりました。
【男子】18チーム、【女子】11チームから編成されています。
1994年からスタートした、この「Vリーグ」ですが当時から実業団チームで構成されています。
今も同様です。
今回の国内バレーボールチームの「プロリーグ化」へ向けて、新たな基準が設けられたため、残念ながらその基準を今回はクリアできなかったチームが、「Vリーグ」に参戦しています。
もちろん、来年度以降はその基準をクリアして「SVリーグ」での活躍が見られるチームがでてくるかもしれませんね!
その基準については、次で説明していきますね!
SVリーグとVリーグの違い
「SVリーグ」と「Vリーグ」の違いは大きく2点あります。
- 運営組織
- 「SVリーグ」「Vリーグ」のライセンス基準
詳しくみていきましょう。
1、運営元は次の通りです。
- SVリーグ・・・一般社団法人SVリーグ(略称:SVL)
- Vリーグ・・・一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(略称:JVL)
世界最高峰を目指す「SVリーグ」と地域密着でチームを運営していく「Vリーグ」との基準を、同等にすることに疑問を持つ声も多かったようです。
そのため、運営法人を別とし、それぞれでの活動をやりやすくしたようですね。
運営に伴う差もあるようですから、その中で両リーグの収益の問題などが関係してくるのかもしれません。
2、ライセンスの違い
SVリーグ・Vリーグ共にライセンスの基準が設けられています。
SVライセンス | Vライセンス | ||
---|---|---|---|
新設 | ホーム基準・要件 | ホームゲーム数の80%以上開催 | ホームゲーム数の60%以上開催 |
新設 | アリーナ基準・要件 | 入場可能数5,000名以上 ※2029年〜30年までは3,000名 | 入場可能数2,000名以上 ※2029年〜30年までは750名 |
新設 | クラブハウス | 必須 | 推奨 |
新設 | 売り上げ | 6億以上 ※2029年〜30年までは4億以上 | 2億以上 ※2030年〜31年までは推奨 |
一部新設 | 人材配置 | アナリスト・通訳・医師が必須 | アナリスト・通訳・医師が推奨 |
指導者・監督 | 監督・コーチ必須(コーチ4以上) | 監督・コーチ必須(コーチ3以上) | |
外部監査 | 必須 | 推奨 |
SVリーグに入ろうと思ったら、上記基準をクリアする必要がありますね。
地域密着型の「Vリーグチーム」が、専用のクラブハウスを用意しなくてはいけないですし、入場数が5,000名以上入れるアリーナを準備する必要があるなど、金銭面でもかなりハードルは高そうですね。
このライセンス基準をみると、日本がいかに世界トップクラスのプロのバレーボールチームを目指しているのかがよく分かります。
SVリーグとVリーグの主なチーム一覧と注目選手
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— SV.LEAGUE (@SVLEAGUE_JP) August 15, 2024
2024-25 大同生命SV.LEAGUE
MEN
パリ五輪出場選手紹介
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10名の選手が在籍する#大同生命SVリーグ が
10月11日に開幕
初代王者の座を手にするのはどのチームか
会場で一緒に応援しましょう!#SVリーグ #VOLLEYBALL pic.twitter.com/lz0TJmiWoX
2024年度は次の通り編成されています。
- SVリーグ:【男子】10チーム、【女子】14チームから編成されています。
- Vリーグ:【男子】18チーム、【女子】11チームから編成されています。
パリ五輪で活躍したメンバーの活躍も日本で間近で見れるので、ファンにとってはうれしいですね!
SVチーム一覧
【男子】
チーム名 | 日本代表選手 | 海外選手 |
---|---|---|
ヴォレアス北海道 | ||
東京グレートベアーズ | 深津旭弘 柳田将洋 | |
VC長野トライデンツ | ||
東レアローズ静岡 | アラン・ソウザ(ブラジル) | |
ジェイテクトSTINGS愛知 | 宮浦健人 髙橋健太郎 関田誠大 小川智大 | トリー・デファルコ(アメリカ) リカルド・ルカレッリ(ブラジル) |
ウルフドッグス名古屋 | ティネ・ウルナルト(スロベニア) | |
大阪ブルテオン (旧パナソニックパンサーズ) | 西田有志 山内晶大 富田将馬 山本智大 | トーマス・ジェスキー(アメリカ) |
サントリーサンバーズ大阪 | 小野寺太志 高橋藍 | アレクサンデル・シリフカ(ポーランド) |
日本製鉄堺ブレイザーズ | ルチアーノ・パロンスキー(アルゼンチン) | |
広島サンダーズ |
【女子】
チーム名 | 日本代表選手 | 海外選手 |
---|---|---|
アランマーレ山形 | ||
デンソーエアリービーズ | ロザマリア・モンチベレル (ブラジル) | |
Astemoリヴァーレ茨城 | ||
群馬グリーンウイングス | ||
埼玉上尾メディックス | 岩崎こよみ 山岸あかね | ロゾ・サラ (セルビア) |
NECレッドロケッツ川崎 | 山田二千華 和田由紀子 | |
KUROBEアクア フェアリーズ | ||
PFUブルーキャッツ石川 かほく | ||
クインシーズ刈谷 | ||
東レアローズ滋賀 | ロホイス・ジュリエット (オランダ) | |
大阪マーヴェラス (JTマーヴェラス) | 林琴奈 | |
ヴィクトリーナ姫路 | 井上愛里沙 宮部愛梨 | |
岡山シーガルズ | ||
SAGA久光スプリングス | 荒木彩花 |
男女共に新たな外国人メンバーも加わり、ますます目が離せませんね!
続いては、Vリーグチームを見ていきましょう!
Vリーグチーム一覧
【男子】
チーム名 |
---|
北海道イエロースターズ |
つくばユナイテッドSunGAIA |
レーヴィス栃木 |
埼玉アザレア |
千葉ZELVA |
東京ヴェルディ |
富士通カワサキレッドスピリッツ |
長野GaRons |
アイシンティルマーレ碧南 |
大同特殊鋼知多レッドスター |
ヴィアティン三重 |
近畿クラブスフィーダ |
クボタスピアーズ大阪 |
きんでんトリニティーブリッツ |
兵庫Delfino |
奈良ドリーマーズ |
福岡ウイニングスピリッツ |
フラーゴラッド鹿児島 |
【女子】
チーム名 |
---|
アルテミス北海道 |
リガーレ仙台 |
東京サンビームス |
信州ブリリアントアリーズ |
JAぎふリオレーナ |
ブレス浜松 |
ヴィアテイン三重 |
倉敷アブレイズ |
広島オイラーズ |
カノアラウレアーズ福岡 |
フォレストリーヴズ熊本 |
Vリーグチームは、【男子】18チーム、【女子】11チームと男子はかなり多い印象ですね。
試合は10月11日(金)に開幕して、4月上旬まで行われます。(全44試合)
4月中旬からプレーオフが上位6チームで行われる予定です。
SVリーグとVリーグの今後の展開は?注目の最新動向
最近はバレーボール界でも、髙橋藍選手や西田有志選手、古賀紗理那選手を始め、パリ五輪で活躍した選手がメディアや雑誌に登場することが多くなりましたよね!
それだけファンが注目しているということもあり、バレーボールの人気は今後も上昇していくはずです。
早速、ビックニュースが流れてきましたね。↓
\最新/地上波テレビ放送決定!
10月11日(金)に行われる「サントリーサンバーズ大阪 ✖️ 大阪ブルテオン」 の開幕戦が19:05〜フジテレビ(地上波)で放送されることが決定しました!
注目の、髙橋藍選手と西田有志選手のスタメンでの出場の可能性が高いので、これはうれしいニュースですね!
絶対見逃せませんよ♪
2024-25 大同生命SV.LEAGUE
— SV.LEAGUE (@SVLEAGUE_JP) August 23, 2024
MEN
開幕戦詳細決定
━━━━━━━━━━━━━#サントリー @sun_SUNBIRDS
vs#大阪B @OSAKA__BLUTEON
🗓️10月11日 19:05~
📺フジテレビ(地上波) 18:50~20:54
🎫8月29日 12:30~
◾️詳細https://t.co/IVV6x7sT0f#SVリーグ #VOLLEYBALL pic.twitter.com/hotaviJ5ql
しかしながら、地上波放送は今のところ、この開幕戦の1試合のみのようです。
でも安心してくださいね!他にもSVリーグを視聴できる方法があります。
まとめ
バレーボール界における「SVリーグとVリーグ」には主に2点ありました。
- 運営組織
- 「SVリーグ」「Vリーグ」のライセンス基準
「SVリーグ」は、将来的に2027年までのプロ化を目指し、「Vリーグ」もSVリーグ下部チームとしての位置付けにはなりますが、今後の動向によってはSVリーグに昇格する可能性はでてきます。
そのためには、いくつかのライセンスをクリアする必要がありますから、企業や選手も力を入れて活動するのではないでしょうか。
髙橋藍選手の帰国で急激に日本バレー界が盛り上がりをみせています。
男女共に多くのチームが参加し、外国人選手の入団も注目されているので、今後も白熱した戦いが繰り広げられるでしょう!
その波に乗って、多くのファンがスタジアムに足を運び、SVリーグを支えることが期待されますね。
プロ化への道のりや国内外への影響にも注目しながら、バレーボールファンとしてSVリーグの成長を応援していきましょう♪
最後までお読みいただきありがとうございます。